分水嶺の巨人【重音テトSV,ナースロボ_タイプT】【dama】

作詞,作曲,ミックス,マスタリング:dama

イラスト,アニメーション:雨草樹季

—歌詞—

枯れた風に晒されてる
内陸の町
ずっと続くと
哀れな期待を

交わした言葉に
きっと全部込められていたのに
わかってなかった

複製だ

[ずっと靄がかかっていたから
役に立たない計算ばかりで頭を満たして
気付けば分水嶺は背後の彼方
可逆点を横目で必死に探してる

感情の振り幅なんて最初からあったのだろうか?
と思うほど無機質な自転と公転で
涙は出したそばから乾いていくから
何も気付いてあげられないまま]

選んだ数だけ迷いが増えてゆく
時間が癒していくのなら
傷の数だって有限なのに

沢山知るほどわからなくなってゆく
蓄積した毒から 目を離さぬように

[今日も普通のふりをしてパレードに参加する
シャットダウンを恐れてみんな踊り続ける
電子の川で溺れる僕たちを
冷ややかな目で巨人が笑ってるよ

終わりの始まりから何年経っても
一向に終わる気配はなく
僕たちはあの日の続きを余生と呼んで
暮らしている

それで良い訳がない
君の夢が夢のままで終わった話はもう聞き飽きた
君がそのナイフで屠るしかないんだよ
今 今 今
次の分水嶺まであと1分23秒
気が遠くなるようだ
終わりの終わりまで、残り、僅か、50年]

交わした言葉に
きっと全部込められていたのに

[それでもどうして生きるのか?
 きっと何かいいことあるんだよ」

選んだ数だけ運命になってゆく
消えてしまいたいのに
見つめたくて
きっと明日も 耳元で

言葉の数だけ開く傷口が
目を背けないでと頭の中で叫んでる

[いつまでも、いつまでも、続く
普通への過酷な旅
今この時も選び続けてる]

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